ガイド · 更新 2026-09-16
この記事は「輸出すれば儲かる」とは言いません。recam の実測では、10機種×4市場の40通りのうち手取りが残るのは7通り、何日も続けて残るのは1通りでした(2026-09-15時点)。それでも輸出を始める人のために、手順と、手取りがどこで消えるかを書きます。
recam の手取りモデル(2026-09 版)は、売値10万円・本体2kg帯・米国向けで次の順に引きます。
残るのは 59,489円。売値の約59%です。ここから仕入れ値を引いたものが「手取り差」になります。安い機材ほど送料と定額の手数料が重く、2万円のオールドレンズは売値の半分近くが消えます。
eBay は 2025年10月17日から、日本発・単価2,500ドル未満の米国向け荷物について、関税・諸税を含んだ配送(DDP)を義務にしています。カメラ本体・交換レンズ・フィルム機は実効12.5%です。「関税は買い手負担」という前提で計算していた古い記事は、この1点で結論が変わります。
英国・ドイツ・豪州向けは、買い手が輸入時の VAT/GST を負担する形が基本です(英国は135ポンド以下、EU は150ユーロ以下の荷物について eBay が買い手から徴収)。セラーの受取額は掲載価格のままなので、recam の手取りモデルではこれらを控除していません。
国外で消費されるものに消費税は課されません(輸出免税)。免税の適用には証明書類の保存が要ります。
課税事業者は、仕入れに含まれる消費税を申告で控除(還付)できます。19万9,800円の仕入れなら約1万8,000円で、上の例で消える手数料の合計より大きい額です。免税事業者にはこの控除がありません。どちらで行くかは税理士に相談する価値がある論点です。
recam の輸出ボードは、次の前提で手取り差を出しています。
海外市場の最安を付けているのは、多くの機種で日本所在のセラーです(2026-09 の実測で20行中14行)。つまり「海外の相場」の実体は同業者の希望価格で、その差額は既に誰かが狙っています。持続日数が長い行だけを見てください。
数字はすべて概算で、料率・料金・税制の改定で変わります。この記事は法的・税務的助言ではありません。掲載価格は取引が成立した価格ではありません。輸出で利益が出ることを保証するものではなく、recam の実測では40通り中7通りしか手取りが残っていません。